2月のトレンドワード
タレントマネジメント
労務管理だけをしていた昔とは違い、現代の人事部には、企業戦略に基づいた「攻めの姿勢」が求められています。そこで最近では、配置転換や育成の希望に応えるだけでなく、 人材の伸ばすべき能力を可視化・分析して戦略的に投資する「タレントマネジメント」が重要視されてきています。
タレントマネジメントを行うためには、経営者や上級管理職だけでなく、人事部も経営戦略と組織作りについて深く学ぶ必要があります。自社の方向性と戦略をくみ取りつつ、例えばスキルマップを使った研修体系の構築や、現状課題の把握といった「人事戦略」によって会社を牽引する役割が求められます。
また、人事戦略を実行する手段として、画一的な集合研修だけでなく多様な教育手法を用意することも重要です。具体的にはe-ラーニングや異業種交流会、手上げ式の公開講座やセミナーの受講などが挙げられます。個々に応じて能力を伸ばすタレントマネジメントには、人と能力に応じて組み立てられる育成方法が欠かせません。
中・長期的な成長のために、人材をコストではなく「戦略的な資源」として捉え、人事戦略にタレントマネジメントを意識して取り入れることをおすすめします。
Pick UP
- 組織の研修ニーズを把握し、企画する
- 組織の将来を担う人材を確保する
- 経営視点と組織マネジメントを身につける
- 育成・研修計画を実行し組織力を高める
- 社員教育を見える化し、管理する
- スキルマップによる人材育成の始め方を知る