2018年12月05日
来春卒業予定の大学生の就職内定率が77.0%となったことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、10月1日現在の状況を取りまとめた。
両省の発表によると、10月1日現在の大学生の就職内定率は77.0%で前年同期を1.8ポイント上回った。10月1日現在の内定率としては1997年の調査開始以降、過去最高となった。
リーマン・ショック後の雇用環境の悪化で内定率が最も落ち込んだのは、2011年卒学生の57.6%。以来、年々回復し、2016年卒学生は66.5%と若干悪化したものの、2017年卒学生はリーマン・ショック前のピークだった2009年卒学生の69.9%を超えて71.2%となった。昨年、今年はその最高値を3年連続で上回る高水準となっている。
男女別に内定率を見ると、男子大学生は77.0%で前年同期比2.5ポイント増、女子も77.0%で同1.0ポイント増。文理別では、文系は76.5%で同2.1ポイント増、理系は79.2%で同0.6ポイント増となっている。
大学の地域別では、北海道・東北70.4%(前年同期比2.1ポイント減)、関東80.5%(同0.7ポイント増)、中部76.0%(同4.0ポイント増)、近畿82.1%(同3.4ポイント増)、中国・四国が64.7%(同5.9ポイント増)、九州69.0%(0.3ポイント増)となり、北海道・東北地区のみ減少となった。
その他、短期大学の就職内定率は42.8%(同3.4ポイント増)、高等専門学校は93.7%(同0.7ポイント減)、専修学校(専門課程)は61.3%(同6.3ポイント増)だった。
配信元:日本人材ニュース
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