2021年5月17日
2020年の労働災害による1年間の死亡者数は802人で、前年と比べ5.1%減となり3年連続で過去最少となったことが厚生労働省のとりまとめで明らかになった。
2020年の労働災害による死亡者数は802人で、前年から43人、5.1%減少した。
「第13次労働災害防止計画」(以下「13次防」)の重点業種では、建設業258人(前年比11人減)、製造業136人(同5人減)、林業36人(同3人増)となった。
死亡者数が多い事故の型別は、高所からの「墜落・転落」が191人、「交通事故(道路)」が164人、機械などによる「はさまれ・巻き込まれ」が126人となった。
労働災害による休業4日以上の死傷者数は13万1156人で、前年と比べ5545人増(4.4%増)となった。
休業4日以上の死傷者数は、近年、増加傾向にあり、2002年以降で過去最多だった。13次防の重点業種では、陸上貨物運送事業1万5815人(前年比433人増)、小売業1万5341人(同675人増)、社会福祉施設1万3267人(同3222人増)などとなっている。
死傷者数が多い事故の型別は、特に死傷者数が最多の「転倒」3万929人(前年比943人・3.1%増)、「動作の反動・無理な動作」1万9121人(同1412人・8.0%増)で増加した。
配信元:日本人材ニュース
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