2021年9月13日
従業員に占める女性の割合は平均26.5%、管理職に占める女性の割合は8.9%となったことが帝国データバンクの「女性登用に対する企業の意識調査」で明らかとなった。
女性従業員割合は平均26.5%となり、前年比0.7ポイント上昇した。「30%以上」と回答した企業は33.0%となり、比較可能な2014年以降で最も高くなっている。女性従業員割合が10%に満たない企業は27.3%(「10%未満」21.1%と「0%(全員男性)」6.2%の合計)となり、前年から1.0ポイント減少した。
管理職(課長相当職以上)に占める女性の割合は平均8.9%となり、過去最高を更新した。前年比1.1ポイント増となり、伸び幅もこれまでで最も大きい。
「女性管理職 30%以上」を超えている企業は8.6%と、依然として1ケタ台にとどまるものの過去最高となった。
役員(社長を含む)に占める女性の割合は平均11.8%となり、前年比1.0ポイント上昇した。一方、役員が全員男性とする企業は前年比1.4ポイント減少したが、55.2%と半数超に上った。
女性管理職の平均割合について規模別にみると、「小規模企業」で11.9%、「中小企業」で9.5%、「大企業」で5.8%と、規模が小さい企業ほど女性管理職の割合は高かった。
業界別では「小売」が15.5%で最も高く、「不動産」も15.3%で続き、いずれも前年より3ポイント近く増加している。一方、「製造」、「建設」、「運輸・倉庫」では全体の平均(8.9%)を下回った。
【業界別 女性管理職の平均割合】
1位 小売 15.5%(前年12.8%)
2位 不動産 15.3%(同12.2%)
3位 金融 12.7%(同11.5%)
4位 サービス 12.0%(同11.2%)
5位 農・林・水産 9.7%(同8.2%)
6位 卸売 9.4%(同8.0%)
7位 製造 6.9%(同6.3%)
8位 建設 6.1%(同5.4%)
9位 運輸・倉庫 5.7%(同4.3%)
女性管理職の割合は5年前と比較してどのように変わったか聞くと、「増加した」企業は20.7%となった。一方、「変わらない」とする企業は70.4%で7割を上回った。
現在と比較して今後どのように変わると考えているか聞くと、女性管理職の割合が「増加する」と見込んでいる企業は22.6%(前年比0.9ポイント増)で、前年までは減少傾向だったが今回調査では増加に転じた。「変わらない」は58.9%(同1.4ポイント減)だった。
女性役員については、5年前と比較して「増加した」企業は8.7%(前年比増減なし)、今後「増加する」と考えている企業は7.9%(同1.0ポイント増)となった。いずれにおいても「変わらない」が7割以上を占めている。
調査は、2021年7月15日~31日、全国の2万4285社を対象に実施し、1万992社の有効回答を得た。
配信元:日本人材ニュース
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