2023年4月17日
総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.2ポイント増加して2.6%だった。
男女別の完全失業率は、男性が2.9%で前月から0.3ポイント増加、女性は2.3%で前月から0.1ポイント増加となった。
完全失業者数は174万人(前年同月比6万人減)で、20カ月連続の減少となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は26万人(前年同月比9万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は72万人(同2万人増)、「新たに求職」は47万人(同2万人増)だった。
就業者数は6667万人(前年同月比9万人増)で、7カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6012万人(同7万人増)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、宿泊業・飲食サービス業(17万人増)、建設業、サービス業(他に分類されないもの)(ともに11万人増)などが増加し、卸売業・小売業(39万人減)、生活関連サービス業・娯楽業(14万人減)、運輸業・郵便業(2万人減)が減少した。
正規雇用は3568万人(前年同月比9万人減)で2カ月ぶりの減少。非正規雇用は2102万人(同29万人増)で13カ月連続の増加となった。
非正規雇用の内訳は、パート1033万人(前年同月比32万人増)、アルバイト419万人(同31万人減)、労働者派遣事業所の派遣社員154万人(同18万人増)、契約社員296万人(同10万人増)、嘱託116人(同2万人減)、その他84万人(同1万人増)。
配信元:日本人材ニュース
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