2023年6月02日
2022年度下半期の中途採用は「未充足」だった企業が79.4%となっていることが、リクルート(東京・千代田、北村吉弘社長)の実施した「2022年度下半期 中途採用動向調査」で明らかとなった。
2022年度下半期に中途採用の計画があった企業は94.7%となった。採用計画ありの企業1万921社の中途採用充足状況を見ると、採用充足企業(100%以上)は20.6%だった。採用未充足企業(100%未満)は79.4%、採用充足率が50%に満たない企業は46.0%となった。
業界別に見ると、中途採用充足率が「100%以上」の割合が低い業界は、インターネット業界(17.1%)、電気・電子・機械業界(17.9%)、IT 通信業界(18.3%)、コンサルティング業界(19.5%)などだった。
一方、中途採用充足率「100%以上」の割合が高い業界は、物流・運輸業界(27.1%)、金融業界(26.0%)、消費財業界・総合商社(24.7%)、公共インフラ・官公庁(23.3%)などとなった。
2023年度通期での中途採用計画について、前年度と比較した状況を聞くと、全体の約半数(48.7%)は「前年度と同等(5%未満の増減)」という結果だった。
増減の状況について聞くと、31.5%の企業は前年度と比べて中途採用を増やす(大幅に増やす+増やす)計画だった。これは2022年度通期の中途採用計画よりも6.4ポイント高い。一方、中途採用を減らす(大幅に減らす+減らす)と回答した企業の割合は5.2%だった。
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中途採用計画を増やす理由について、最も選択率が高かったのは「既存事業を拡大するため(71.7%)」だった。次いで「特定の専門スキルを持つ人材を確保するため(43.6%)」がランクインした。
2022年度の中途採用計画を業界別にみると、「大幅に増やす」と「増やす」の合計値が高いのは、「IT通信業界」、「コンサルティング業界」、「人材・教育業界」だった。
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従業員規模別に「大幅に増やす」と「増やす」の合計値をみると、従業員規模が大きいほど、中途採用を増やす傾向となっており、5000人以上の企業の約4割が中途採用を前年度よりも増やす計画であることがわかった。
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配信元:日本人材ニュース
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