2024年5月10日
2023年12月時点の社長の平均年齢は60.5歳だったことが帝国データバンクの『全国「社長年齢」分析調査(2023年)』で明らかになった。(文:日本人材ニュース編集部)
帝国データバンクの2023年12月時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(約147万社収録)から企業の社長データを抽出して調べたところ、社長の平均年齢は60.5歳となった。前年を0.1歳上回り、33年連続の上昇で過去最高を更新した。
また、2023年における前年からの社長交代率は3.80%となった。14年連続で3%台が続いており、前回調査(3.82%)からほぼ横ばいだった。
社長が交代する際の年齢は平均で68.7歳となり、前回調査(68.8歳)からほとんど変わらなかった。
社長の年代別構成比をみると、「50歳以上」が81.0%となり全体の8割以上を占める結果となった。「50歳以上」の割合は毎年上昇しており、22年に初めて8割を超え、今回の調査でもさらに上昇した。
近年はスタートアップなど新興企業を中心に若手経営者に注目が集まっているものの、「40歳未満」は3.1%、なかでも「30歳未満」はわずか0.2%に過ぎず、若手社長の割合は依然として低い水準にとどまっている。
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業種別に社長の平均年齢を見ると、「不動産」が62.6歳で最も高かった。一方、若手起業家が多い"IT企業"や個人向け業種が分類される「サービス」は59.1歳で最も低かった。
なお、上場企業の社長平均年齢は58.6歳だった。
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都道府県別に見ると、秋田県が62.5歳(2022年比0.1歳増)で最も高かった。1990年比では8.7歳増となり、上昇幅は6年連続のトップとなった。次いで岩手県(62.4歳、同0.1歳増)と高知県(62.3歳、同0.2歳増)が続いた。東北地方は6県すべてで全体平均の60.5歳を上回った。
一方、平均年齢が最も低かったのは三重県で、59.4歳だった。
47都道府県のなかで社長平均年齢が前年から低下した地域はなく、鳥取県(61.0歳)、香川県(60.3歳)、佐賀県(60.5歳)、大分県(60.4歳)の4県のみ同横ばいだった。
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配信元:日本人材ニュース
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