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節電プロジェクト[2] 節電で蛍光灯を抜く際のポイント
「消し忘れ」の阻止には電球抜きがベスト
節電のためには、「こまめに電気を消すこと」と一般的にいわれますが、どんなに気をつけていても消し忘れてしまうのが常だと思います。そういう意味で、根本的な改善策としては、やはり蛍光灯自体を外してしまうことが最も効果があります(その他にも良い方法がありましたら、ぜひお教えください!)。
実は、蛍光灯を抜くことに関しては「壊れてしまう可能性がある」とのご指摘がありましたので、弊社で改めて調査してみました。そうしたところ、「蛍光灯を抜く際のポイント」がわかりましたので、皆さまに簡単にお伝え致します。
蛍光灯の抜き方を理解する~安定器の特性を知る!
蛍光灯には、抜き方があります(これは蛍光灯に入っている「安定器」の種類によります)。弊社の蛍光灯は、3灯型(1箇所に蛍光灯が3本入っているタイプ)で、電子安定器が2つついているタイプです。「蛍光灯を2本抜く場合は、3本のうち両側を抜く。1本抜く場合は、3本のうち真ん中を抜く。」という抜き方が適切です。逆にいうと、これを守れば抜いてもまったく問題がないものだということです。
この抜き方は、蛍光灯や安定器のタイプによって異なりますので、ビルの管理会社にお聞きいただくと良いと思います。それでも不明な場合は、各メーカーのお客さまセンターにお問合せください。
ちなみに、節電対策に「ダミー管」というものが使われる場合もあるようです。「ダミー管」とは、その名の通り蛍光灯を抜いた箇所にダミーで入れる管です。例えば2灯型の照明器具をお使いで「片方を抜くともう片方も消える」という企業さまは「ダミー管」を検討に入れても良いかもしれません。
蛍光灯の配置を工夫する
蛍光灯を抜く際、やみくもに抜くのは当然良くありません。抜くのにも戦略が要ります。
1.極端に暗い場所を作らない(気分が滅入ってしまう)
2.一気に全部抜いてしまうのではなく、3段階に分けて、1/3づつ、まばらに抜いていく(暗さに気づかない)
3.蛍光灯を抜いた後も、メンテナンスを欠かさない。暗くないか、もっと抜けないか、日々考える
担当者を決めて、危険がないようにしっかり準備して作業にあたってください。