2018年9月03日
資本金10億円以上で従業員1000人以上の企業334社の春季賃上げの平均妥結額は7033円となったことが、厚生労働省の集計で分かった。賃上げ率は2.26%で3年ぶりに前年比増となっている。
妥結額(定期昇給込みの賃上げ額)などを把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1000人以上の労働組合のある企業334社を対象に集計をしたところ、春季賃上げ要求の平均妥結額は7033円で、前年(6570円)に比べ463円増となった。
産業別にみると、20産業中で妥結額が最も高かったのは、「運輸」で1万4円。次いで「建設」8370円、「精密機器」7876円が続いた。
【産業別 妥結額 上位10産業】
1位 運輸 1万4円
2位 建設 8370円
3位 精密機器 7876円
4位 自動車 7703円
5位 化学 7582円
6位 造船 7363円
7位 繊維 7096円
8位 電気機器 6942円
9位 金融・保険 6802円
10位 食料品・たばこ 6737円
現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は2.26%で、前年(2.11%)に比べ0.15ポイント増加した。賃上げ率は2%台が5年続いているが、今年は3年ぶりに前年比が増加している。
産業別にみると、20産業中で賃上げ率が最も高かったのは、「運輸」で3.32%。次いで「精密機器」2.59%、「建設」2.41%が続いた。
【産業別 賃上げ率 上位10産業】
1位 運輸 3.32%
2位 精密機器 2.59%
3位 建設 2.41%
4位 自動車 2.40%
4位 繊維 2.35%
6位 造船 2.34%
7位 化学 2.29%
8位 窯業 2.19%
9位 電気機器 2.18%
9位 金融・保険 2.18%
具体的な要求額を把握できた297社の平均要求額は9105円で、前年(9092円)に比べ13円増加した。
配信元:日本人材ニュース
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