2022年5月02日
マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)の実施した「ワーキングマザーの働きやすさに関する意識調査(2022年)」によると、ワーキングマザー800人のうち、夫が育休を取ったことがある人は3人に1人となったことが明らかとなった。夫が育休を取ったことがない人のうち6割は「取ってほしかった」と回答した。
20代から40代の会社員(正社員)・公務員のワーキングマザーを対象に実施した調査によると、夫が育休を取ったことがあると回答したのは33.1%で、全体の約3分の1となった。
夫が育休を取ったことがない人のうち、出産直後(8週間以内)に、夫が育休を取れたとしたら取ってほしかったと回答したワーキングマザーは63.6%となった。
年代別で見ると、20代は69.0%に対し40代は57.8%と、「夫婦での子育て」に対する意識は、年代によって差があった。出産後8週間以降についても、57.6%が育休を取ってほしかったと回答した。
【夫が育休を取ったことがない人対象
出産直後(8週間以内)、夫に育休を取ってほしかったか】
取ってほしかった(最大日数の4週間) 31.6%
取ってほしかった(~2週間程度) 20.2%
取ってほしかった(~1週間程度) 11.8%
取らなくてよかった 36.4%
夫の育休取得に対する不安を聞くと、「収入減少」と回答した割合は72.1%。次いで、「夫のキャリアへの影響」(49.8%)、「夫の職場での人間関係悪化」(36.1%)となった。育休を取らなくて良かった理由(自由回答)でも、「出世や昇進に響くのでは」といった会社の男性育休への理解度の低さや、将来的な給料への影響を懸念する声が見られた。
【夫の育休取得に対する不安 トップ5】(複数回答)
1位 収入減少 72.1%
2位 夫のキャリアへの影響 49.8%
3位 夫の職場での人間関係悪化 36.1%
4位 家事負担がかえって増えないか 32.0%
5位 夫が育児をしてくれるかどうか 24.6%
夫の育休(出産後8週間以内)に期待することは、「育児分担(82.9%)」、「家事分担(75.3%)」、「自身の身体の回復・睡眠時間の確保(66.5%)」となった。
出産後8週間以降では「保活(保育園探しや申込準備)・入園準備の協力(21.4%)」、「自身の職場復帰がスムーズになること(14.0%)」という回答が増加した。
理想の育休取得パターンを聞くと、「妻が主に取得し夫も必要に応じて」が最も多く78.1%。理由としては、「夫のほうが収入が高い」、「昇進にかかわるから」、「夫一人では子供の面倒を見られない」などの意見が多かった。
「夫と妻が同じくらい(19.3%)」と回答した人の理由は「自分も仕事の責任を果たしたい」、「妻は妊娠期にも休んでいる。せめて生んだ後の休みは同じくらいにしたい」、「職場復帰後の負担が偏らずに済む」などで、近年の傾向についてマイナビでは「キャリアも子育ての分担も対等にしたいという意識が窺えた」と指摘する。
調査は、2022年2月25日)~3月1日、小学生未満の子供を持つ20代から40代の女性会社員(正社員)・公務員800人を対象にWEB調査を実施し、800人の有効回答を得た。(従業員数1000人以上、従業員数999人以下在籍のそれぞれ400人)
配信元:日本人材ニュース
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