2023年7月05日
2022年12月時点の社長の平均年齢は60.4歳だったことが帝国データバンクの調査で明らかになった。
帝国データバンクの2022年12月時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(約147万社収録)から企業の社長データを抽出して調べたところ、社長の平均年齢は60.4歳となった。前年を0.1歳上回り、32年連続の上昇で過去最高を更新した。
年代別の割合は「50歳以上」が全体の8割(80.2%)を占める結果となった。2017年時点と比較すると、3.0ポイント上昇している。
そのうち70代以上は25.2%となり、社長の4人に1人は70歳以上の高齢者で占められていることがわかった。うち80歳以上は5.0%におよび、2017年から1.2ポイント上昇した。
一方、40歳未満は3.3%にとどまり、2017年から0.9ポイント減少した。
業種別に社長の平均年齢を見ると、「不動産」が62.5歳で最も高く80歳以上の割合は9.5%にのぼった。
一方、「サービス」は58.9歳で最も低かった。いわゆる"IT企業"が主に分類され若手起業家が多い「パッケージソフトウェア」では56.1歳となり、全体(60.4歳)を大きく下回っている。
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都道府県別に見ると、秋田県が62.4歳(2021年比0.1歳増)で最も高かった。1990年比では8.6歳増となり、上昇幅も全国で最も大きい。次いで岩手県(62.3歳、同0.2歳増)と青森県(62.1歳、同0.2歳増)が続いた。東北地方は6県すべてで60歳を上回り、上位3県を独占した。
一方、平均年齢が最も低かったのは三重県(59.1歳、同0.1歳増)で、2017年から6年連続となった。
47都道府県のなかで社長平均年齢が前年から低下した地域はなく、地域を問わず社長の高齢化が進行している。
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配信元:日本人材ニュース
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