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ENERGY vol.02(2020年夏号)掲載

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混乱期・変革期の今、求められるのは 「パトス(pathos)」を持ったリーダーである

先日、弊社の管理職向けの社内研修で登壇する機会がありました。その中で、私が1番伝えたかったのは、今こそ「パトス(pathos)」を強く持ってリーダーシップを発揮してほしいということです。

「パトス(pathos)」とは、古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスが説いた、人を説得し、動かすための3つの要素「エトス・パトス・ロゴス」の中の1 つです。欲望・怒り・恐怖・喜び・憎しみ・哀しみなどの快楽や苦痛を伴う一時的な感情状態を意味する言葉で、「感情移入」や「共感性」を示す言葉として使われています。

今、コロナ禍において、多くの人々は不安に覆われています。このような状況下では、相手に安心感を与えるためにも、リーダーは自らの感情を乗せてメッセージを発信していくことが重要だと考えます。

お客さまに対しては、「自信があります」「私に任せてください」と言えるか。部下に対しては、「この方針でやっていこう!うまくいかなかったら私が責任をとるから心配しなくていいよ」と言えるか。そして「私がリーダーとして1番にやるから、一緒にやってほしい」と率先垂範で動けるか。そんなリーダーに部下の不安は和らぎ、ついてきてくれるのだと思います。

先日の研修では、No.1宣言という取り組みを最後に行いました。「自分はこの分野では負けない」というものを宣言し、No.1を目指すというものです。研修を受講した全員がそれぞれのNo.1宣言を熱く発表しました。これも「パトス(pathos)」だと思います。ぜひ、リーダー育成に「パトス(pathos)」を取り入れてみてはいかがでしょうか。ちなみに、私のNo.1宣言は「まわりを笑顔にする男日本一」です。

文/藤田 英明

インソース執行役員 日本橋事業所 所長。和歌山大学経済学部卒。広告代理店を経て、2009年インソース入社。2013年営業成績全社1位を獲得。2019年から現職。

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vol.14は「アセスメント」がテーマです。 人的資本経営の注目により「人」の価値を引き出すことが重視されるようになりました。 客観的に評価・分析することができるアセスメントを活用することで多様な人材が活躍できる人事戦略に役立てることができます。 本誌では、採用、管理職育成など様々な場面でのアセスメント活用方法についてご紹介しております。

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