初対面は大切!人見知りを克服してコミュ力を上げる方法
2020.03.23
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初対面の人と会う時、相手に与える第一印象はとても大切なものです。しかし、コミュ力がなくて人見知りな人の場合、話がスピーディに進むビジネスの場では、どうしてもマイナス評価を受けてしまいがち。そこで今回は、人見知りを克服してコミュ力を上げる5つの技法を紹介します。
1.相手に興味関心があることを示す
人間は他人に認められたいという承認欲求や、自分の存在をアピールしたいという自己顕示欲を持っています。初対面の相手が自分に興味を持ち、自分を知ろうとしてくれたら嬉しいものです。
コミュ力を上げるためにまずやることは、これから会う相手がどんな人物か調べること。
名刺交換の際、「●●さんは、▲▲プロジェクトの立案者とうかがっています。いつかお会いできたらお話をうかがいたいと思っていました」というように、相手に関心を持っていることを伝えましょう。
2.話し上手は聞き上手!傾聴の基本オウム返しを使う
話し上手な人は、実は聞き上手でもあるのです。
「コミュ力がなく、沈黙がつらい」と思うのなら、相手の話をしっかり聞く傾聴の技法、オウム返しを使いましょう。
オウム返しは、ただ相手が言ったことを繰り返すだけです。
相手「先週、アメリカへ出張してきたんですよ」
自分「アメリカへ行かれていたんですね!」
相手「ええ。機中2泊、現地1泊の強行軍でした」
自分「それは強行軍で大変でしたね~!」
このように、相手の言うことを繰り返すだけでも、会話はきちんと成り立つものなのです。
3.オウム返しができたら、次は肯定返しをマスター
オウム返しの次は、肯定返しを使ってみましょう。
肯定返しはオウム返しの上級編です。
相手の言葉を自分の言葉に置き換えてから返します。
相手「私は大阪の大学出身なんですよ」
自分「では、大阪で学生時代を過ごされたんですね」
相手「ええ。大阪は食べ物がうまくてね~」
自分「そうですよね。食い倒れの街ですからね」
相手の言葉を肯定して言い換えているだけなのに、会話が次々と展開していきます。
肯定返しは、あなたのコミュ力をグッと上げてくれることでしょう。
4.自己開示法で相手の心を開くきっかけをつくる
人と人は合わせ鏡です。こちらが心を開かなければ、相手も心を開いてくれません。
相手の心を開きたい時は、まず自分の秘密から明かしましょう。
自分「明日から北海道に出張なんです」
相手「大変だね~」
自分「出張はいいんですが、実は私、飛行機が苦手なんです」
相手「そうなの?意外だね」
自分「ええ。●●さんは、苦手なものありますか?」
相手「いや~。それが実はね、○○が苦手でね」
これは、「自己開示法」というコミュニケーション手法のひとつです。
自己開示法では、相手もお返しに何か明かそうとする返報性の原理が働きます。
こうしてお互いに心を開くことで、会話が弾んでいくのです。
5.会話が続く質問&続かない質問~質問力を磨く
コミュ力を上げるには、質問力を磨くことも大切です。
質問には、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンがあります。
自分「和食はお好きですか?」
相手「はい」
これがクローズドクエスチョンで、YESかNOで答える質問のため、話が続きません。
一方で、オープンクエスチョンは答えを相手に任せる質問で、5W1Hを使って質問します。
自分「今、和食ブームですが、何が(What)お好きですか?」
相手「やはり、寿司ですね」
自分「いいですね。この近くにもうまい店があるんです」
相手「え、どこ(Where)かな?」
自分「今度ご案内しますよ」
このように話が弾みます。
質問はオープンクエスチョンを心がけましょう。
5つの技法をマスターしてコミュ力アップ!
ビジネスで成功するためには、初対面から自分らしさが出せるよう、人見知りを克服して、コミュ力を上げることが大切です。今回ご紹介した5つの技法は、プライベートでも活用できますから、ぜひ自分のものにしてください。
配信元:日本人材ニュース
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