12月のトレンドワード
えるぼし
「えるぼし」とは、女性活躍推進の状況等から考慮して優良な組織に与えられる、厚生労働大臣が定める認定マークです。商品などに付することができます。
「えるぼし」という名称は、Lady(女性)、Labour(働く、取り組む)、Lead(手本)などの頭文字の「L」に加え、星が輝くデザイン、そしてそのデザインにより表された輝く女性への「エール」など、 さまざまな意味が込められています。認定マークの名称である「えるぼし」に因み、認定制度自体が通称「えるぼし」と呼ばれるようになりました。
2016年4月に施行の「女性活躍推進法」で定められた一定の基準を満たした組織のうち、より優良とみなされた場合に「えるぼし」は付与されます。
2019年6月に「女性活躍推進法」が改正され、1.一般事業主行動計画の策定義務の対象拡大、2.女性活躍に関する情報公表の強化、3.特例認定制度(プラチナえるぼし<仮称>)の創設、の3点が変更点となり、一般事業主行動計画の策定・届出義務及び、自組織の
女性活躍に関する情報公表の義務の対象が、常時雇用する労働者301名以上から、101名以上の事業主に適用範囲拡大となります。
このように厳格化する「女性活躍推進法」ですが、この「えるぼし」に認定されることで、様々なメリットが得られます。例えば、広報(自組織商品や広告、求人活動など)で 認定段階に応じて色分けされた認定マークが使えるようになり、組織内外に「女性が活躍できる組織」、「ワークライフバランスを推進している組織」だと広くアピールできます。それにより、組織のイメージアップや認知度向上、求人応募数の増加等につながります。つまり、組織価値の向上が図れるのです。
また、えるぼし認定組織は、公共調達と低利融資の両面で優遇措置を受けることができるなど、組織運営にとっても魅力的な要素が揃っています。「まだまだ具体的な女性活躍推進に着手できていない」 とお悩みのご担当者さまは、この「えるぼし」取得に向けて推進されてみてはいかがでしょうか。
Pick UP
- <時代と組織の内実に合った、女性が生き生きと働く組織づくり>
- <現場の女性リーダーの不安を解消し、課題となるスキルを習得する>
- <女性活躍推進の現実をおさえた効果的なアプローチについてお伝え>
- <人事担当者として組織の未来に向けた女性活躍推進のあり方を考える>
- <育児と仕事を両立し、長期的な視点で主体的にキャリアを形成する>
- <女性リーダーの不安に寄り添い、活躍に向けて支援するスキルを習得する>
- <管理職および当事者の課題をふまえ一気通貫で女性活躍推進研修を実施する>