ビジネスマナー基本動作(1) ~身だしなみとあいさつ
新人向けビジネス基礎
1.誰に対するマナーなのかを確認する
ビジネス基礎研修では、社会人としてふさわしい身だしなみやふさわしいあいさつ、ふさわしい言葉遣いなどを学びます。誰に対する「ふさわしい」なのかを考えることで、
社会人として求められる行動が伴うようになります。この「相手目線」というのは、ビジネスにおいて、もっともベーシック、且つ、もっとも重要な考え方です。
まずは視覚的にもわかりやすい「ふさわしい身だしなみ」について考え、ペアでお互いの身だしなみをチェックします。自分の基準は相手の基準と一致しているのかを確認できるワークでもあり、
相手目線の「ふさわしい」を体感できるワークでもあります。
2.「身だしなみ」のキーワードは「清潔感」「控えめ」「常識的」
清潔であることと相手に「清潔感」を感じさせることは異なります。どんなにきれいに髪をシャンプーしていても、ボサボサのままでは、相手に不快感を与えてしまいます。
同様に、シワのよったシャツ、折り目の抜けたスラックス、ものを詰め過ぎたスーツのポケットなど、気をつけるべきポイントはたくさんあります。
また、控えめを演出するためには、大きすぎるブランドのロゴやきつすぎる整髪料、香水などに注意するとよいでしょう。
テキストではクールビズについてもイラスト入りで解説しています。クールビズであっても、「清潔」「控えめ」「常識的」の3つのポイントは変わりません。首元・足元の肌の露出には気をつけましょう。
3.あいさつは社会人の基本
礼儀は、良い人間関係には欠かせないものです。特にあいさつは、職場では欠かせない礼儀です。
あいさつの重要性を知っているだけでは、できていることにはなりません。気持ちの良いあいさつについて、言葉だけではなく、表情も含めて確認をします。
4.【ビジネスマナー+αコラム】通勤時のあいさつ ご紹介
テキスト内には、実際に新人の皆さんが困ったことや知りたいと思っていることをもとに、場面ごとのちょっとしたコラムをたくさん掲載しております。
その中から、通勤時のあいさつに関するコラムをご紹介します。
職場の中に入れば自然とあいさつができるのに、通勤途中で上司や先輩に合ったときには、つい「気づかないふり」をする人がいます。
また、イヤホンで音楽をききながら通勤していると、相手は気付いているのにこちらは気づかないということにもなりかねません。
職場に近づいてきたら、誰かに遭遇することを意識し、会ったときには気持ちよくあいさつができるようにしましょう。