2024年10月04日
デジタルテクノロジーの進展は、世界の社会的・経済的課題解決に貢献することが期待され、令和6年版情報通信白書によると、世界の生成AI市場規模は8年後には約10倍になると予測されている。
2022年から2032年の10年間の市場規模を見ると、世界の生成AI市場規模は2022年で400億ドルだったが、2032年の予測値は130.400億ドルと約33倍になっている。
また世界の仮想空間市場規模では2020年4601億ドルだったのに対して、2032年予測値では5070.8億ドルと約11倍の進展が見込まれている。 (総務省作成)
日本の活用状況は欧米と比較すると低調ではあるが、今後の利用に前向きな割合は7割程度あり、潜在的なニーズは高い。 (総務省2024「デジタルテクノロジーの高度化とその活用に関する調査研究」)
生成AIの利用状況は、「現在使っている」または「過去に使ったことがある」も含めて、日本ではまだ9.1%と低いが、アメリカは46.3%、ドイツでは34.6%と拡大している。
日本における生成AI用途別の利用意向は、コンテンツの要約・翻訳に対して5.9% が「既に利用」していて、「今後の利用に前向き」は71.1%と高めの意向が見られる。
調べものをするときの利用は、「既に利用している」が8.3%「今後の利用に前向き」が71.1%と、同じような傾向を示している。また、AIを活用して病気や健康に関するアドバイスを受けることは、「既に利用している」が2.8%、「今後の利用に前向き」が69.4%と、やや低めになっている。
急速に進展したAIには機密情報の流出、偽誤情報の流通の加速等のリスクが存在する。
AIの安全・安心の確保に向けて安全性の評価手法の検討等を行う機関として、日本にAIセーフティ・インスティテュート(AISI)が設立された。様々なリスク対策・今後の成長課題に対応する開発・整備もすすめられている。
日本ではGサミットを機に、生成AIに関する国際的なルールとして2023年12月「広島AIプロセス包括的政策枠組み」(国際指針、国際行動規範等を含む)を発表、G7各国にも承認された。
国内向けには、2024年4月に「AI事業者ガイドライン」を策定・公表。今後、AIに関する様々なリスクや、国際的な動向等も踏まえ、法制度の在り方について検討する。(総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.0版)概要」)
テクノロジーを上手く活用し、サイバーセキュリティの確保に加え以下のような取組 の一層の推進が共に生きる社会の実現に向け重要である。
例えば、「デジタル空間の情報流通の健全性確保/ 活用に向けた人材育成・リテラシー向上」として、デジタル空間の健全性の確保・活用のスキル向上、偽誤情報の流通防止や関係者等の対策、受発信のリテラシーの向上施策、人材の育成・スキルの向上推進が挙げられている。
ほかにも、産業競争力の強化/社会課題解決のためのデジタルテクノロジーの活用、それを支える通信ネットワークの実現、安心安全で信頼できる利用に向けたルール整備適用と国際協調などが重要とされる。
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