11月のトレンドワード
ピアボーナス
Google社が社員の評価指標として導入していることでも知られている「ピア・ボーナス」とは、英語の「Peer(仲間、同僚)」と「Bonus(賞与、ボーナス)」を合わせた言葉です。
日頃、表面化しにくい仕事による成果や貢献などに対して、従業員同士が互いにボーナスを送り合える仕組みのことを指します。
ピア・ボーナスはインセンティブ(成果給)のひとつです。インセンティブは、仕事の成果に応じて金銭的報酬が与えられる場合と、表彰により優れた成果を評価して賞賛あるいは承認を 得られる場合があります。ピア・ボーナスは、成果や貢献に対して少額の報酬が支払われるため、インセンティブ制度のひとつとして捉えることができます。360度評価と同様に、組織内の仲間、同僚からの多角的な視点 を盛り込むことができる「評価システム」とも言えるでしょう。
従来のインセンティブ制度と異なる点としては、現行の評価制度では評価しにくい仕事の成果や貢献に対して評価できることです。
また、評価のフィードバックを半期あるいは1年に一度ではなく、期間を空けずに伝えられるため、従業員のエンゲージメント向上なども期待できます。
そしてまた、共に働く仲間から認められることで、自分の仕事が誰かのためになっていることを実感でき、働きがいを高めることにつながります。
※エンゲージメントとは:働く人が幸せで、会社に愛着を持ち、成果をあげて組織に貢献しようとする「自発的な意欲」
すでにピア・ボーナスを導入している組織では、専用のサービスを利用することで従業員同士がボーナスを送り合えるような環境を整えているケースが多いです。 その専用のサービスにより、従業員同士はパソコンやスマートフォンからピア・ボーナスを簡単に送ったり受け取ったりできるようになります。ピア・ボーナスを導入することで組織内の結束が強まり、早期離職を防ぐことにもなります。貴社でも導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
Pick UP
- 管理職の立場から働きがいのある職場づくりを行い従業員エンゲージメントを高める
- 従業員の立場から主体的にチームをよりよくするために動きエンゲージメントを高める
- 評価制度、等級制度、給与制度など、貴社の現状にあった人事制度を構築する
- 上司や部下・同僚など様々な方面から個人を評価する「360度評価」を導入する
- 現在お使いのExcelや紙の人事評価シートをWEB化して評価の運用の効率化を図る
- 個人単位でムダを減らす業務改善によって、成果と効率の両立を図る
- 目標管理進捗確認シートにもとづいてアドバイザーが管理者に直接支援