6月のトレンドワード
時短ハラスメント
(ジタハラ)
今や30種類以上もあるといわれる様々なハラスメントですが、2018年の流行語として注目され、認知度が高まったのが「時短ハラスメント(ジタハラ)」です。ジタハラとは、時短(労働時間の短縮)を具体策もないまま強要したり、サービス残業を黙認することなどを指します。
ジタハラを防止するには、管理職層による"業務管理の仕事"が肝要といえます。ToDoリストや「かんばん方式」を利用した業務の可視化によって業務量の偏りを防いだり、マニュアル化、自動化による業務量そのものの削減などが挙げられます。
また、部下指導をハラスメントととられない関係性づくりのために、「イマドキ世代」との接し方を身に着けておくことも大切です。場合によっては部下の精神面をケアするために、メンタルヘルスに関する知識を深めることも必要になります。新任管理職の方はもちろん、ベテランの管理職の方も、多様性の時代の多様なハラスメント知識とスキルを学びなおすことが求められます。
ワークライフバランスや働き方改革といった魅力的な言葉も、具体策なしで現場に押しつけてしまうとハラスメントに変貌します。表面的な労働時間是正でなく、「高い生産性」と「働きやすさ」が両立した、ジタハラのない職場環境を目指しましょう。
Pick UP
- ハラスメントの正しい知識と、必要な常識やコミュニケーション力を身につける
- 部下・後輩を4タイプ分類の中に当てはめ、適切な指導法を学ぶ
- かんばん方式で「5つのムダ」を排除し、限られた時間で成果を出す
- チームの成果を向上させる業務采配と、チームメンバーの動かし方を学ぶ
- RPA導入のために全社、部門の業務を洗い出して分解・整理する
- 誰が見てもわかるマニュアルを作成し、業務ノウハウの属人化を防ぐ