調剤薬局向け研修・サービス～総合ページ | 現場で使える研修ならインソース

予防医療商材や日用品も揃って利便性も高い大手のドラッグストアとの差別化には、患者さまとの高いコミュニケーション力と圧倒的な知識、処方せんを出した病院とのスムーズな連携ができる薬剤師の存在が欠かせません。繰り返し来局いただくには、局内薬剤師・スタッフ全員のＣＳ意識の醸成と接客レベル向上が不可欠です。信頼を得る接客マナーや、具合が悪く不安を抱える患者さまの気持ちを和らげご要望に応える対応を身につけましょう。薬局長や管理薬剤師には部下後輩への接遇指導を学ぶもの、クレーム二次対応を習得するプログラムもおすすめです。覆面調査員を派遣し対応を評価するサービスもございます。

中小規模の組織では経営者の高齢化・地域の過疎化のために事業継承がなされず、廃業となる店舗も少なくありません。大手組織とのＭ＆Ａの動きも活発で、まさに業界再編成が進む中で他店との違いを打ち出すことに苦慮しています。とはいえ調剤薬局にしかない強みも確かにあり、例えばオンライン服薬指導や、介護医療を行う病院と提携して医師とともに患者さま宅に直接出向くといった事業は展開や拡大が見込まれるサービスです。新たな事業への挑戦には、プロジェクトの企画～実践力が求められます。組織内の抵抗勢力にもこの新事業の重要性を理解してもらって協力を促し、変革を現実のものとするために、エンゲージメント向上と理念浸透にも同時に取り組みます。

先に述べたような新ビジネスを検討するにあたっても、医療機関との情報共有を楽にするという意味でも、地域のお客さまの服薬情報を把握するためのデータ活用力・分析力を高めておくことが望まれます。また、ＲＰＡやPythonを使って繰り返し業務を自動化することで煩雑な事務作業を省力化し、「かかりつけ薬局」として大切な、患者さまとの密なコミュニケーションにより多くの時間を使えるようになります。

薬剤師一人ひとりがプロフェッショナルな専門職ではあるものの、若手とベテランでは知識やできる業務に当然差が生じます。局内における責任者は、調剤業務そのもの以外にも、店舗運営やスタッフ管理といった役割も全うしなければなりません。いちビジネスパーソンとしての望ましい姿や仕事の取り組み方を若手の段階できちんと固め、中堅から主任は自ら進んで上司と部下のフォロー役を担って店舗運営に貢献し、責任ある管理職へとステップアップします。組織の継続的な成長を図るには、年次や階層に合わせた人材教育体系の構築と実施が必須です。