今の時代、MBA(経営学修士)を取得すると社会人はどう変わる?
2020.03.20
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ビジネス界の最高峰で「経営幹部へのパスポート」ともいわれるMBA(経営学修士)。取得をするとどんな華やかな世界が待っているのでしょうか?そもそもMBAとは何か?国内のMBAホルダーの紹介、MBA(経営学修士)取得のメリットから取得方法まで紹介していきます。
MBA(経営学修士)取得はエリートへのパスポート?
MBAとは“Master of Business Administration”の略称で、経営学修士といわれる学位です。経営学修士課程を修了すると与えられます。
MBA(経営学修士)は経営などビジネスに関わるすべてのノウハウを1~2年で学びビジネスプロフェッショナルを目指すものです。
MBA(経営学修士)を取得することはビジネス界の最高峰であり、上場企業やグローバル企業で一流と呼ばれる人たちが取得しています。
日本人のMBAホルダーには、ハーバード大学経営大学院でMBAを取得した新浪剛史氏(サントリーホールディングス株式会社社長)や三木谷浩史氏(楽天株式会社創業者)、スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得した冨山和彦氏(株式会社経営共創基盤CEO)などがいます。
現代の日本におけるMBA(経営学修士)取得への評価
アメリカではMBA(経営学修士)取得者は“ビジネス界の花形”です。しかし日本国内では高い評価を受け厚遇されているばかりではなく、MBAへの評価は二分しています。
これはビジネスにおける文化の違いも理由の一つですし、世界的金融危機以来、アメリカ一辺倒の時代の終わりといった見通しからMBAの評価を下げた見方もあるようです。
日本でのMBAに対する評価の温度は世界MBAランキングにも反映されているのでしょうか?日本はランキングでは下位の常連、低迷しています。
MBA(経営学修士)の取得を目指すのはどんな人たち?
では、MBA(経営学修士)の取得を目指す人はどんな人たちなのでしょう?
【海外留学“アメリカン・ドリーム型”】
キャリアの中断をしてでも、私費で留学し海外MBAの取得を目指す人たち。
この場合はズバリ世界進出!海外での幹部候補生採用を目指す!などの意気込みを感じます。
【国内在勤“安定雇用型”】
企業に勤めながらビジネススクールなどに通う場合は、スキルアップをし昇進を目指すという人が大多数でしょう。
海外留学の「外への野望」か、在勤の「内なる野望」、どちらにしてもゼネラリストを目指すということには違いありません。
MBA(経営学修士)はどうやって取得できる?
MBA(経営学修士)は学位ですのでスクールへ通うことになります。そのため出願資格をクリアすることが大前提。
アメリカの場合、学士号(専攻不問)や大学での成績、推薦状、GMAT(入学適性試験)、TOEFL(英語)で一定基準をクリアするなどが一般的です。
国内の場合、大学卒業かそれと同等課程の修了、推薦状が必要となります。
海外でも国内でも実務経験3年以上を出願の基準としているところが多いようです。
どちらも入学試験は書類審査と面接で、出願時には小論文の提出などもあります。
MBA(経営学修士)取得のメリット
では、MBA(経営学修士)を取得するとどんなメリットがあるのでしょう?
MBA取得のメリットには
・ビジネス・経営に関する広い分野の知識が得られる
・スクールでつながる異国・異業界との人脈
・ビジネスエリートとしての評価
・起業・幹部候補生採用などのチャンス
などがあげられます。
MBA(経営学修士)取得で高まる可能性
MBAは資格ではなくあくまでも学位のため、取得によって必ずしも、仕事や収入に結びつけられるということはありません。
社会人のMBA取得にはさまざまなハードルがあります。もし、そのハードルを乗り越えMBAが取得できたとしても、得たものを「活かすも殺すも本人次第」という言い方もできます。
近づくチャンスや可能性をどう活かすかがMBAの真のテーマということでしょう。
配信元:日本人材ニュース
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