やり過ぎくらいがちょうどいい!来客応対・訪問のマナー
新人向けビジネス基礎
1.来客応対は重要な仕事である
来客応対は、マナーひとつでお客さまが会社に抱く印象が変わり、取引自体にも影響する重要な仕事です。
特に、初めてお越しになったお客さまは、緊張されているものです。あいさつ・お辞儀・表情・ちょっとした声かけによって、お客さまとの間にある心理的な壁をタイミングよく取り払うことができます。
本テキストでは、廊下やエレベータ―、階段でのご案内やドアの開閉、席次を踏まえたお席のおすすめなど、シーン別にポイントを押さえながら、解説しています。
2.【ビジネスマナー+αコラム】「お待ちしておりました」と付け加える ご紹介
テキスト内には、実際に新人の皆さんが困ったことや知りたいと思っていることをもとに、場面ごとのちょっとしたコラムをたくさん掲載しております。
お客さまを出迎える際は、「いつも△△(自社の担当者)がお世話になっております」とあいさつし、組織として相手のことを重要な存在と認識していることを伝えます。
アポイントのある方には、「お待ちしておりました、■■さま」と加え、歓迎の気持ちを表します。
3.名刺はその人の顔である
相手の名刺は相手の顔、自分の名刺は自分の顔であると考えると、名刺の扱いについて自ずとルールがわかってきます。
新人には戸惑いがちな名刺交換ですが、自分と相手だけの場合、複数人で交換する場合、途中で役職の高い方が入ってきた場合など、名刺の準備~退室時にしまうまでの一連の流れを時系列で学びます。
体の動きで覚えられるよう、繰り返し名刺交換のロールプレイングを行います。
4.【ビジネスマナー+αコラム】名刺を切らしてしまった/忘れてしまったとき ご紹介
テキスト内には、実際に新人の皆さんが困ったことや知りたいと思っていることをもとに、場面ごとのちょっとしたコラムをたくさん掲載しております。
その中から、通勤時のあいさつに関するコラムをご紹介します。
「急いでいたので、名刺入れの中身を確認していなかった」「注文を出し遅れ、まだ新しい名刺が届いていない」など、さまざまな理由から訪問先で名刺がないということは起こり得ます。
こんなときは、「大変申し訳ございません。ただいま、名刺を切らしておりますので、後日改めてごあいさつさせていただきます。」と謝罪し、相手の名刺を受け取ります。
後日改めて自分の名刺を郵送しましょう(名刺を忘れたときも「切らしている」という表現を使います)
【文面例】できるだけ手書きにしましょう
株式会社〇〇
×× ××さま
先日はご挨拶の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
その際、名刺をお渡しできず大変失礼いたしました。
遅ればせながら本日お送りいたしますので、ご査収いただけますと幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
□□株式会社
△△ △△
事前に名刺をチェックして、絶対に切らさない/忘れないようにすることが重要です。