上司が“唸る”営業メールの書き方~訪問後の御礼(基本)

(4)訪問後の御礼(基本)

■シチュエーション

・訪問したお客さまに、帰社の後、御礼メールを送る

■作成のポイント

まず訪問の御礼を述べるようにします。
すぐには商機につながらない場合もありますが、関係性の維持の観点で今後も電話やメールでご連絡させていただくことに触れるとよいでしょう。

件名:本日の訪問の御礼

××株式会社
情報システム部
高橋 太郎様

平素より誠にお世話になっております。
株式会社○○の鈴木でございます。

本日はご多忙のところ、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
お目にかかって改めて貴社についてお話をお伺いし、
ぜひお役に立ちたいという気持ちを新たにいたしました。

ご面談の際に紹介いたしました弊社サービス内容について
ご不明な点やご要望等がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

今後ともメールやお電話にてご案内申し上げたく存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

※署名省略

<新人営業担当者向け豆知識>

御礼のメールの送信は当日中が最も望ましいです。しかし、夜遅くにお送りしてしまうとお客さまが「送信時刻」に驚く、ということになりかねません。遅くても翌日の午前9:30くらいまでのうちに送信しましょう。

読み手となるお客さまの観点で考えてみると「さっき会ったばかりなのにもう御礼のメールが届いている」というスピード感や、翌朝、お客さまが仕事を始めるときにメールフォルダに届いている、というタイミングの良さは深く印象に残ります。


商談時に担当者さまだけでなく、その上司の方や同じチームの方など、複数の方にお目にかかった場合には、メール本文の宛名は役職順に連名で記載します。メール送付の際は全員のアドレスを宛先(TO)に入れて送ります。

【メール本文宛名】

(先方の担当者さまとその上司の方が同席の場合)
××株式会社 
情報システム部 
部長 瀬戸 一郎 様 
係長 大川 次郎 様 
   高橋 太郎 様 

(複数部署の方が同席の場合)
××株式会社 
情報システム部 
   部長 瀬戸 一郎 様、係長 大川 次郎様、高橋 太郎 様 
システム企画部 小川 花子様 

【参考】
一番偉い方だけ、担当者だけ、とせずに
本文中に宛名を書いた方は 全員 Toにメールアドレスを入力しましょう。

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