現場リスク管理研修～リスクを防ぐ組織づくりとナレッジマネジメント（半日間）

主体性を備えた強いメンバーを育成することが、リスク管理につながる

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対象者

中堅層
リーダー層
管理職

・チームリーダー、メンバーを指導する立場にある方
・現場のリスク管理を担っている方、マネージャー

よくあるお悩み・ニーズ

業務ルールの不徹底や情報共有不足が原因でミスが多発している
マニュアルが更新されず内容が古いため、現場で誤解やミスが発生している
リスク管理を徹底し、再発防止策や適切な対応策を講じられるようになってほしい

研修内容・特徴outline・feature

業務規程や社会的ルールの無視を黙認する、予兆があっても具体的な防止策を講じない、など現場のリーダーシップ欠如が原因となった悲惨な事故が少なくありません。一人ひとりが妥当な判断軸で状況にあわせて適切に対応できれば、組織のリスク管理は強固なものになります。

本研修では、現場で起こり得るリスクを未然に防ぐための体制づくりや、ミス・トラブルに強いメンバーをいかに育成していくかなどの重点事項を習得します。リスク管理を継続的に推進するためのナレッジマネジメントや、リスクを防ぐために必要なリーダーの心構えを理解します。

研修のゴールgoal

①リスクが顕在化したときの利害関係者への影響を改めて考え、リスク管理の重要性を理解する
②過去に起こった事例から、現場リスクの軽視や無為が大きな事故につながることを認識する
③ミス・トラブルを防止する組織体制の仕組みやナレッジマネジメントの方法を知り、検討できる
④トラブル・リスクに強いリーダーのあり方をとらえる

研修プログラム例program


	内容	手法
	１．改めてリスクマネジメントを考える（１）リスクマネジメントにおける指揮、統制、調整はリーダーの仕事（２）ステークホルダーの視点からミス・トラブルの影響を考える【ワーク】大きな事故が発生したときのステークホルダーの反応を考える（３）リスクマネジメントに失敗する４つの理由 ①責任感の欠如　②準備不足・管理不十分 ③コミュニケーション不足　④リーダーシップ不足	講義ワーク
	２．ケーススタディ～問題は何か、リーダーとしてどう対処すべきだったか（１）トラブルはチームの末端で軽く考えていると絶えない＜事例１＞航空機ハイジャック事件～見て見ぬふりをした結果、大事故に（２）トラブルはルールを守らないと起きる＜事例２＞大手広告代理店過労自殺事件～ルール無視、放置・黙認が悲惨な事に（３）悪い予感は当たる＜事例３＞大型商業ビル回転ドア事故～予兆があったにも関わらず、対処せず	講義
	３．ミス・トラブルを起こしにくくする組織マネジメント（１）権限と責任の基本原則～リスク管理で職務の範囲外を言い訳にしてはならない（２）リーダーの仕事～あいまいさに打ち勝つ人材づくり（３）パーパス・ビジョン・ミッションを徹底する（４）ミス・トラブルに強い組織とは ①一人ひとりが優秀　②共通の行動原理（掟）がある ③チームに誇りを持っている　④誠実な人間関係がある（５）主体性を持つ強いメンバーを育成する～経験の共有、教育、振り返り	講義
	４．ナレッジマネジメントのあり方～組織、カルチャー、具体的方法（１）ナレッジマネジメントが機能する組織づくり ①パーパス・ビジョンの共有　②主体的に行動するカルチャーを醸成 ③情報共有の徹底　④経験の機会をつくる　⑤学習の機会をつくる（２）ナレッジを保存するマニュアルのあり方（３）日常業務のトラブルをリスクマネジメントに活かす～職場内リスク対策会議	講義
	５．トラブル・リスクに強いリーダーとしてのあり方（１）リーダーとしての立ち振る舞い～サムライであること（２）優れた観察者であること（３）課題解決者であること（４）決断者であること（５）行動者であること	講義
	６．まとめ【ワーク】リーダーとして、明日から実施することを決める	ワーク

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受講者の声／研修の感想・得た学びVOICE & learning

実施、実施対象

2022年2月　　　　　27名

業種

電力・ガス・水道

評価

内容：大変理解できた・理解できた

100%

講師：大変良かった・良かった

100%

参加者の声

リーダーとして取り組むべき幅広い事項を学べた。コミュニケーション不足にならないよう、関係者を明確にしたうえで迅速に情報伝達し、リスクを恐れず行動する。
特に、リスクに強い組織とメンバーをつくるという部分に共感できた。主体性を持った強いメンバーを育成することが、強い組織づくりの一助になることを意識して、業務を遂行していく。
リーダーとして実践できていない部分が多いと感じた。情報を収集・観察して得た情報を分析してよく考え、自らが率先してやる、即時決断をするといった点を心がける。

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