人権教育
研修の特徴・目的
ビジネスと人権
ビジネスと人権に関する行動計画について
人権は、人間の尊厳と幸福にかかわる権利で、日本国憲法でも「基本的人権」として規定されています。1990年代以降、国際的な企業での人権侵害を引き起こす事例が多発し、ビジネスと人権の重要性がクローズアップされました。
国連で2011年に企業と人権に関する最も重要な指針である「ビジネスと人権に関する指導原則」が定められました。これを受け、日本における人権に関する国別行動計画(NAP)では、「企業がその活動における人権への影響の特定、予防・軽減、対処、情報共有を行い、人権デューデリジェンスを導入する」と述べられています。人権は私たちの基本的な権利であり、企業もこれを尊重し、ビジネス活動において人権保護に取り組むことが求められています。
人権デューデリジェンスとは何か
人権デューデリジェンスとは、人権へ負の影響を与えるリスクを特定し、その影響を評価するとともに、その評価を受けて、教育や環境・制度の整備などの適切な対策を講じる、以下の4つのプロセスです。人権侵害のリスクが発生しないように、入念にリスクの芽を洗い出し、未然に防止するリスクマネジメントといえます。
①人権へ負の影響を与えるリスクを特定し、影響度を評価
②特定したリスクの発生を未然に防止する対策(教育・研修の実施、社内環境・制度の整備など)
③モニタリング(対策の効果測定)
④外部への情報公開(報告書をWebで情報公開、報告書としてまとめて公開)
人権教育のポイント
人権問題が企業に与えるリスクについて考える
最初の人権教育として、組織内全体に人権に対する理解を広げ、企業活動における人権侵害のリスクについての意識を高める基本知識などのインプットが必要です。同時に経営層と管理職が組織の人権デューデリジェンスを主導できるよう、その概要と実践プロセスを身につけることも大切です。
充実した研修ラインナップで、組織全体の人権意識を高める
企業が直面する人権問題は多岐にわたり、労働環境における過剰労働や安全性の確保、さらにはパワーハラスメントやセクシャルハラスメント、組織内での多様性と包摂の促進など、さまざまな側面が含まれています。インソースでは、これらの課題に対し、階層問わず、人権に関連する幅広いトピックに焦点を当てたコンテンツを提供しています。組織全体の人権意識を高めることで、全ての従業員が安心して働ける職場環境を築き、持続可能な企業文化の構築に寄与します。
「今」を捉えたインソースの研修
インソースでは、時代の変化に寄り添い新たなニーズに応えるため、毎月新作研修を開発しております。外部環境の変化に対応すべく今必要なスキル、最近耳にする新しい分野など多数ご用意しておりますので、その中で本テーマにおける新作研修をご紹介します。
人権に関する講演会 LGBTとして生活する中で「感じること・考えること」(2時間)
研修開発者の思い・こだわり
本研修は、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)について広く知っていただきたい!という思いから生まれました。
LGBTとして生活する講師がスピーカーとして登壇し、「どんなことを考え、どんなことに傷つき、どんなことを求めているのか」など、生の声を聴いてその生活を体感していただきます。
LGBTについての基本的な知識だけでなく、見えない差別やリスクについて、現在企業や組織で起きていることについて学びます。
働く人の多様さを理解し、お互いに尊重し合える社会の重要性に気づくことが出来るような内容になっております。
人権教育 おすすめプラン
コア・ソリューションプラン
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不祥事を起こさない、内部統制が働く組織づくりプラン
適切な経営を支える内部統制の実現に欠かせない基本マインドの醸成・事業活動におけるそれぞれの階層に求められる実践のポイント習得を、研修受講と動画視聴で叶える
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コンプライアンス遵守・ハラスメント防止プラン
全4回で管理職と一般職でコンプライアンス遵守とハラスメント防止が守られる職場づくりを目指す。それぞれ、リスク管理や気持ちの持ち方などの内容も踏まえて研修を行う
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2年間で全社員のコンプライアンス意識を刷新するプラン
1年目は管理職の意識改革・体制づくりから始め、変革の土台をつくる。そして2年目に全社員への教育を階層別教育やeラーニングで 一気に行い、組織風土全体を変革していく
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ハラスメント防止への基礎知識と意識を醸成するプラン
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メンタルヘルス対策を仕組みや風土改革から行うプラン
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日本式ビジネスの進め方と協働のための考えを学ぶプラン
人権教育 研修プログラム
旬のプログラム
基本プログラム
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リスクマネジメント研修~人権デューデリジェンス導入(半日間)
企業に求められる人権リスク対応の重要性を理解し、人権デューデリジェンスの導入に向けた基本知識を学ぶ
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人的資本経営を知る研修~ESGのSを重視する(半日間)
これからの経営戦略・人材戦略・人的資本経営について、ESG経営やISO30414のガイドラインから学ぶ
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管理職研修~風通しのよい職場づくりで職場環境を整える編
風通しの良い職場を定義し、情報共有、変化、ストレスについて職場の最適化のためのマネジメント方法を習得
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SDGs導入研修~社会課題の解決と企業活動を結ぶ
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管理職のためのESG研修~自部署で取り組む「環境」「社会」「企業統治」
階層やニーズ別のプログラム
人権教育 ワークショップ
人権教育 動画教材・eラーニング
人権教育 おすすめサービス
人権教育 Leaf(リーフ)シリーズ~HRテック
人権教育 読み物・コラム
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ビジネスと人権~知っておくべき人権侵害にかかわるリスク
情報漏洩やコンプライアンス違反、あるいは自然災害や感染症の拡大など、現代の企業は実に様々なリスクを抱えています。すでに基本的なリスク対策を講じられている組織も多いと存じますが、近年特に注意しなくてはならないのが「人権侵害にかかわるリスク」です。
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インクルーシブ・リーダーシップとは
近年、ビジネスの分野で「ダイバーシティ&インクルージョン」(D&I)という言葉を耳にする機会が増えてきました。ダイバーシティとは、性別や年齢、国籍の違い、あるいは障がいの有無といった人材の多様性のことです。一方、インクルージョンとは、直訳すると包摂、包含という意味で、組織の中で認められ、受け入れられている状態のことを指します。
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環境・社会・ガバナンスの3つの観点から「ESG」を考える
本ページでは、「ESG」について紹介しています。環境・社会・ガバナンスの3つの観点を、自社の経営にどう取り入れていけばよいかのヒントをお伝えします。またかかわりの深いSDGsについても解説いたします。
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心理的安全性とは~1人ひとりが自然体でいられる環境をつくる4つの処方箋
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ハラスメント対策・防止の3つの視点~職場の事例から考える
研修のプロがお答え人権教育 全力Q&A
お客さまから「{{trainingName}}」に多く寄せられるご質問を抜粋して掲載しております。
質問をクリックすることで、回答が表示されます。
研修のプロがお答え人権教育 全力Q&A
お客さまから「人権教育」に多く寄せられるご質問を掲載しております。
人権教育動画教材ついて、本ページにある動画以外の教材もありますか?
ございます。動画百貨店より、コンテンツをお探しください。
人権教育だけではなく、SDGsに関するコンテンツもありますか?
ございます。「SDGs導入研修~社会課題の解決と企業活動を結ぶ(1日間)」がおすすめです。動画教材をご希望の場合は、「サステナビリティ経営とSDGs入門講座」がございます。
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互いを尊重し合う組織文化を形成し、個々のポテンシャルを最大限に引き出す