【コミュニケーション能力向上】ちょっとした会話のコツ
2019.08.05
- ビジネス
人と接するのが苦手、自分はコミュニケーション能力が低いから……と諦めてしまってはいませんか? コミュニケーション能力は向上できます。意識すればするほど緊張して失敗してしまいがちな人におすすめしたい「会話スキルが向上するちょっとしたコツ」をご紹介します。
まずは第一印象をよくする
人間は出会って1秒から6秒の間に相手の印象を決定し、そのときの第一印象は長く持続するといわれています。
第一印象がいいとその後もちょっとのことでは悪く思われないようになりますし、逆にはじめに悪い印象を与えてしまうと覆すのは大変です。
では、初対面の印象は何によって決まるのでしょうか。
これは、表情や服装、髪型といった視覚的情報と、話し方、声色といった音声的情報がほとんどだといわれています。
コミュニケーション能力を向上させる第一歩として、まずは身だしなみを整えて、話し方もゆっくりめを心がけるとよいでしょう。
自分の見た目を客観的に判断するのは難しいので、一度動画に撮ってみるのがおすすめです。
話すコツ
次は、話す能力を向上させるコツについてです。
会話はキャッチボールによく例えられます。
・自分が投げて、相手が投げ返し、自分が投げ返すことのくりかえしにより成り立っている。
・やりとりを継続するには、相手が受け取りやすい球を投げるよう心がける。
コミュニケーションをとっていくときには、この2つ目を意識することが肝心です。
変化球や剛速球は、熟練者以外にとってはただの「受け取りにくい球」です。
また、一度にたくさんのボールを投げても、相手は困ってしまって受け取れません。
つまり、自分から話をするときには、相手が興味のある話題を一つに絞って投げかけるのがよいでしょう。
聞くコツ
相手の話を聞く能力は、コミュニケーション上とても大事です。
人はふつう、話を聞くよりも自分で話すほうが好きだといわれています。
裏を返せば、自分よりも相手のほうがたくさん話している状況になるよう心がけると、相手にとって心地よい会話になりやすいということです。
会話をするときは、相手が7割、自分が3割くらいになるよう意識するのがスキル向上のコツです。
さらに聞く能力を向上させるのに有効なのが、次のセクションでお話しする「質問上手になること」です。
質問するコツ
会話をするとき、最初に1から10まで全部話す人はあまりいません。
たとえば「本が好きでよく図書館に行きます」という話が出たとき、その背景には、
「中学校2年生のときに読んだ司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』がとても好きで、それ以来読書が趣味になりました。
特に歴史小説とサスペンス小説が好きです。
2週間に一度は、近くの南図書館に行って本を2~3冊借りてきます。」
といった大量の情報が隠れています。 それを質問して話を深掘りしていけると、コミュニケーションも深まっていきやすいです。
どんなことを質問すればいいかわからないときには、「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」の、いわゆる5W1Hを意識するとよいでしょう。
会話にちょっとしたコツをプラスして
以上、「第一印象」「話す」「聞く」「質問する」にポイントを絞って、会話能力を向上させるちょっとしたコツをご紹介してきました。
コミュニケーションに苦手意識がある人にとって、いきなり会話上手になるのはハードルが高く感じられることでしょう。
まずは上記のようなちょっとしたコツを心がけてみてはいかがでしょうか。
配信元:日本人材ニュース
おすすめリンク
【公開講座】コミュニケーション研修~きっかけを作る雑談力向上編
【公開講座】コミュニケーション研修~相手目線で考え、良好な人間関係を築く