デジタル時代の中級管理職研修(2日間)

管理職

デジタル時代の中級管理職研修(2日間)

中級管理職の役割を「DX推進者」と定め、そこで求められるマネジメントスキルを習得する

No. 3230116 9904120

対象者

  • 管理職層
  • 課長クラスの方
  • プロジェクト型の組織をマネジメントする方
  • 部門のDX推進の責任者の方

よくあるお悩み・ニーズ

  • デジタルトランスフォーメーションを自部門でどう推進していけばよいか分からない
  • 自部門において効果的にデジタル活用を行うためのポイントを知りたい
  • デジタル化を進める上での抵抗勢力と上手く対峙できるようになりたい

研修内容・特徴outline・feature

中級管理職には、自部門のデジタルトランスフォーメーションの推進者としての役割が求められます。デジタルに明るいことはもちろん大事ですが、それ以上に、経営視点で業務の効率化や新たなビジネスの創出を考案できることが重要になります。また、それを推進するためには、定常業務とは異なる、プロジェクト業務ならではのリーダーシップが求められます。

本研修では、デジタル時代の中級管理職の要件として「自部門におけるDX推進」を掲げます。そこで求められるスキルや考え方を総合的に身に付けていただくためのプログラムです。

到達目標goal

  • ①デジタルトランスフォーメーションの本質が理解できる
  • ②デジタル活用のメリットを最大化するための業務変革のポイントが分かる
  • ③DX推進に求められるプロジェクトマネージャーとしてのスキルを身に付ける

研修プログラムprogram

1日目
内容
手法
  • 1.あらためて考えるDXとは
    (1)DXの概念とその目的
    (2)DX推進によってもたらされるメリットとは
    ①業務の効率化と生産性の向上 ②データ活用によるビジネスチャンスの創出 
    ③新しいビジネスモデルの構築 ④柔軟で多様な働き方の実現
    (3)DX推進に不可欠なROI(投資収益率)の概念
講義
  • 2.DX推進者に求められる知識とスキル
    (1)幅広いデジタル技術に関する知識
    (2)基本的なデータリテラシー
    (3)俯瞰的な視点と戦略的な思考力
    (4)組織内外とのコミュニケーション力
    (5)自社の事業についての深い理解
講義
  • 3.業務の可視化~事業を俯瞰しデジタルの活かしどころを特定する
    (1)生産性向上のカギを握る「業務フローの可視化」
    ①重複業務を統合する ②ボトルネックを解消する ③反復業務を自動化する
    (2)新たな価値創造を探る「ビジネスモデルの可視化」
    ①CX(顧客体験)の向上 ②新たな収益源の創出 ③デジタルによる競争優位の確立
    (3)求められる全体最適の視点
    ①全体性を担保する ②長期的視点で判断する ③費用対効果で優先順位を付ける
    【ワーク①】自部門の主要業務のフローを可視化する
    【ワーク②】自部門の事業内容をモデル化する
講義
ワーク
  • 4.業務の標準化~デジタル化を通じた効率化と品質向上の土台作り
    (1)なぜ「標準化」がデジタル化において重要なのか
    ①デジタル導入を効率的に進ることができる ②互換性が担保され連携しやすくなる 
    ③拡張性が高まり成長や変化に対応しやすくなる ④人によるミスが排除され品質が安定する
    ⑤属人化を防止することができる
    (2)標準化の具体的な対象
    ①業務フローの標準化 ②業務タスクの標準化 ③データ形式の標準化
    ④ルール・判断基準の標準化
    (3)標準化しやすいものと難しいもの
    ①手順が決まっているもの ②条件に応じて手順を切り替えるもの
    ③勘や経験による判断が求められるもの ④創造力や共感力を要するもの
    【ワーク】自部門における業務のうち、標準化を推進すべきものを洗い出す
講義
ワーク
  • 5.データドリブン化~経営資源としてのデジタルデータの最適活用
    (1)ビジネスにおける様々なデータ活用
    ①過去データにもとづく未来予測 ②リアルタイムでの現状把握 
    ③データ分析を通じた問題発見 ④外部データを活用したマーケティング
    (2)社内データ活用の進め方
    ①目的の明確化と必要データの特定 ②収集データの形式と収集方法の確定 
    ③分析手法と活用用途の確認 ④データ品質の確保とセキュリティ対策
    (3)データに基づくPDCAサイクルの回し方
    【ワーク】自部門のミッションを踏まえ、目標達成に向けたKPIとその適切な取得方法を考える
講義
ワーク
  • 6.1日目のまとめ
ワーク
2日目
内容
手法
    7.DX推進におけるリーダーシップとは
    (1)求められるのは「プロマネ型リーダー」
    ①組織の維持よりも任務の遂行 ②正解を知る者ではなく当事者意識の高い者
    (2)プロジェクトにおける組織運営のポイント
    ①ゴールから逆算してリソース配分を考える ②柔軟に計画変更を行いながらゴールを達成する 
    ③様々な利害関係者を巻き込みながら任務を遂行する
講義
  • 8.ゴールから逆算してリソース配分を考える
    (1)ジョブ型とメンバーシップ型の違い
    (2)ゴールから計画を立てるバックキャスティング思考
    ①ゴールから逆算してタスクに分解する ②タスクに適したリソースを配する
    【ワーク】自部門のミッションを一つ挙げ、ゴールから逆算したタスク分けと人材配置を考える
    (3)必要となる人材の調達方法
    ①デジタル人材はリスキリングでまかなう ②必要な人材は外部調達も排除しない
    (4)多様性を強みにした人材配置
    ①多様な業務に多様な人材をアサインする ②「個」のぶつかり合いがイノベーションを生む
    ③働き方の多様性も受け入れる
講義
ワーク
  • 9.柔軟に計画変更を行いながらゴールを達成する
    (1)不確実性が高いプロジェクト業務の特徴
    ①前例のない場合が多い ②環境の変化を受けやすい ③利害関係者が多い
    (2)良い計画変更と悪い計画変更
    ①ゴールを死守するための変更はOK ②後手後手の受動的な変更はNG
    ③学習効果による前倒しの変更もあり
    (3)リアルタイムでの状況把握と早期の修正判断
    ①進捗把握のためのマイルストーンの設定 ②計画修正を想定したバッファの設定
    ③定例かつ多頻度での進捗確認 ④日常でのメンバーとのコミュニケーションと観察
    【ワーク】自部門の計画において、柔軟な計画変更が可能かをチェックする
講義
ワーク
  • 10.様々な利害関係者を巻き込みながら任務を遂行する
    (1)プロジェクト業務における利害関係者の特徴
    ①利害関係者が固定的でない ②利害関係者に与える影響が大きい 
    ③利害関係者の協力が不可欠なことが多い
    (2)ステークホルダーマネジメントとは
    ①利害関係者の洗い出し ②利害関係者との計画的なコミュニケーション ③利害調整と合意形成
    (3)上司と部下も重要な利害関係者
    ①プロジェクトオーナーである上司との関わり方
    ②プロジェクトメンバーである部下との関わり方
    【ワーク】日頃意識している上司、部下、利害関係者との関わり方を共有する
講義
ワーク
  • 11.アクションプランの作成
    【ワーク】自部門で取り組むべき「デジタル活用プロジェクト」を一つ選定し、その実行計画を作成する
ワーク
  • 12.まとめ
ワーク

企画者コメントcomment

デジタル時代の組織はどんどん「フラット化」していきます。言い方を変えれば、上と下をつなぐだけの管理職は不要になるということであり、中級管理職の存在意義をあらためて再定義する必要があります。そこで、本研修では中級管理職の役割を「DX推進者」と位置付け、そこで求められる知識やスキルを身に付けることで、存在感を発揮していただこうと考えました。

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