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デジタル時代の初級管理職研修(2日間)

管理職

デジタル時代の初級管理職研修(2日間)

デジタルによって大きく変化した仕事のカタチを前提に、初級管理職に求められる新しいマネジメントを学ぶ

No. 3220103 9904123

対象者

  • 管理職層

・新任管理職の方
・プロジェクト型の組織をマネジメントする方
・組織体制が大きく変わった企業の初級管理職の方

よくあるお悩み・ニーズ

  • デジタル化が急速に進む中、マネジメントにも変化を迫られている
  • 従来型の官僚制組織のマネジメントスタイルから、なかなか抜けられない
  • 多様化する若い部下たちをうまく指導・育成できるようになりたい

研修内容・特徴outline・feature

デジタルツールの導入やその活用による効率化が進み、最新技術によって新たなビジネスモデルが次々と生み出されています。組織マネジメントの世界にも大きな変化が起きており、安定的な環境下では、事実上の「標準」だった官僚制マネジメントが次第に機能しづらくなってきました。今や「フラットな組織体制」「アジャイルな計画運営」「自主性を重んじた部下育成」といったマネジメント手法が主流となりつつあります。

本研修では、こうしたデジタル時代の変化を捉えた上で、それに柔軟に対応しながら成果を上げていくための考え方とスキルを学びます。

到達目標goal

  • ①デジタル時代におけるマネジメントの本質を理解する
  • ②プロジェクト型の業務における計画の立て方や運営管理の仕方を身に付ける
  • ③今の時代にマッチした部下マネジメントのあり方が分かる

研修プログラムprogram

1日目
内容
手法
  • 0.デジタル時代に初級管理職に求められること
講義
  • 1.デジタルとは何か
    (1)デジタル化の本質とは
    【ワーク】仕事におけるデジタル化にはどのようなものがあるか考える
    (2)デジタルが可能にすること
    (3)デジタルが苦手とすること
    (4)デジタルは「活用」から「前提」の時代へ
講義
ワーク
  • 2.デジタルがもたらした組織運営における変化
    (1)急速に価値が下がったベテランの経験値
    (2)知識の民主化が加速させる組織のフラット化
    (3)定常業務からプロジェクト業務へのシフト
    (4)大事なのは「間違わないこと」よりも「先んじること」
    (5)デジタルが正当化する自由度の高い働き方
    (6)人材の最適配置に欠かせない「自律性」と「流動性」
    【ワーク】6つの変化の観点から自組織の現状を振り返る
講義
ワーク
  • 3.自律分散型志向で組織を構築する
    (1)あらためて考える官僚制の特徴とは
    (2)官僚制がデジタル時代に合わなくなる理由
    ①今の状態が続くことを前提としている ②本来の利点がマイナスに働いてしまう「逆機能」
    ③有益だからこそ容易に手放せないジレンマ
    (3)組織構造はピラミッド型からフラット型へ
    (4)デジタルが実現する「自律分散型組織」とは
    ①指揮命令系統が明確に存在しない ②メンバーに広く権限が委譲される
    ③メンバーに広く情報が共有される ④一人ひとりに高い自己管理能力が求められる
    (5)自律分散型の組織構造の取り入れ方
    【ワーク】自組織に自律分散型組織の要素を取り込む方法を考える
講義
ワーク
  • 4.バックキャスティングで計画を立てる
    (1)不確実性の高い時代における計画のあり方とは
    (2)バックキャスティングとは何か
    ①バックキャスティングとフォアキャスティング
    ②なぜバックキャスティングは環境変化に強いのか ③「推進」と「修正」を同時並行で進める
    (3)バックキャスティングでの計画策定のステップ
    (4)バックキャスティングが生み出すイノベーション
    ①制約条件にとらわれない発想 ②本質的な思考 ③複数のシナリオでの検討
    ④未来志向での対話
    【ワーク】大きな目標を立てて、その到達のための計画をバックキャスティングで描く
講義
ワーク
  • 5.アジャイル思考で業務を管理する
    (1)変化の時代における業務管理のかたち
    ①仕事の中心が「定常業務」から「プロジェクト」に
    ②計画の捉え方も「固定的」から「動的」に
    ③管理する対象が「プロセス」から「アウトカム」へ
    ④「定期的」な進捗会議から「リアルタイム」での進捗共有へ
    ⑤「階層的」な意思決定から「分散型」の意思決定へ
    (2)マネジメントにおけるアジャイル思考の活用
    ①早くカタチにできる ②変化に柔軟に対応できる ③イノベーションが促される
    (3)アジャイルを活用した計画の遂行管理
    (4)アジャイルと相性の良い「OODAループ」とは
    【ワーク】自身の活動にアジャイルの管理手法を取り入れる
講義
ワーク
  • 6.1日目のまとめ
ワーク
2日目
内容
手法
  • 7.デジタル時代のリーダーのあり方とは
    (1)3つのリーダーシップ
    ①支配型リーダーシップ ②サーバント・リーダーシップ ③インクルーシブ・リーダーシップ
    (2)局面ごとに使い分けるリーダーシップ
    ①不確実な状況下でメンバーを導く ②スピーディに判断し行動に移す
    ③一人ひとりの自律的な学習を促す ④新たなイノベーションを起こす
    (3)インクルージョンとは何か
    【ワーク】「個性の発揮×一体感」のマトリックスで自組織を評価する
講義
ワーク
  • 8.データドリブンで意思決定を行う
    (1)データドリブンが重視される背景とは
    ①デジタル技術が可能にした異次元のデータ処理能力
    ②情報の民主化がもたらした「知の独占」の崩壊 ③勘と経験が通用しない変化の時代
    (2)様々なシーンでのデータ活用
    (3)データ収集とKPI設定
    【ワーク】データドリブンでマネジメントしたい業務に必要な、データ収集の方法を探る
講義
ワーク
  • 9.クリティカル思考でリスクを捉える
    (1)デジタル化がもたらした新たなリスクとは
    (2)なぜクリティカルな考え方が重要になるのか
    (3)人は誤ることを前提としたしくみ作り
    ①意思決定プロセスの透明化 ②多様な意見を取り入れる姿勢
    ③シミュレーションの徹底 ④デジタルをフル活用したエラーチェック
    (4)クリティカル思考をイノベーションに活かす
    ①失敗なくしてイノベーションなし ②自らがチャレンジの背中を見せる
    ③不可欠な心理的安全性の確保
    【ワーク】自組織の「強み」が将来変化する可能性をクリティカルに洗い出す
講義
ワーク
  • 10.「個」に焦点を当てて部下を活かす
    (1)VUCAの時代における多様性の意味とは
    (2)「個」の力をパフォーマンスにつなげるために
    ①「個」の力を活かした業務の与え方 ②1対1面談をフル活用する
    (3)個性を活かしつつチーム力を発揮させる
    ①力を発揮する人も大事、力を引き出す人も大事 ②部下を信頼することで力を引き出す
    ③チームワークを害する3つのタイプ
    (4)クロスファンクショナルなプロジェクトの推進
    【ワーク】部下のスキルと特性を洗い出し、個を活かしつつチーム成果を上げる方法を考える
講義
ワーク
  • 11.部下のリスキリングを支援する
    (1)VUCA時代におけるリスキリングの意義とは
    ①会社と社員は「選び、選ばれる関係」へ ②主体的な学習がキャリア自律を可能にする
    (2)デジタル人材は「自前」で育成する
    ①リスキリングの主戦場はデジタル ②まずはデジタル人材の裾野を広げる
    (3)人材育成に欠かせない職務ごとのスキル要件
    ①主体的な学習に不可欠な3つの要件 ②職務ごとのスキルマップの作成
    (4)マネージャーに求められるキャリア自律支援
    【ワーク】自組織の職務におけるスキルマップを作成し、スキルごとの習得方法を考える
講義
ワーク
  • 12.まとめ
    【付録】各階層に求められるデジタルスキル、データリテラシー、リーガルナレッジ一覧
ワーク

企画者コメントcomment

デジタル化の進展により、仕事の仕方も部下指導の仕方も大きく変わりました。時代背景を反映した「新しい階層別研修」に対するニーズが高まっていることを受け、初級管理職向けに作成したプログラムです。

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