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DX推進のための要件定義研修

DX推進のための要件定義研修

身の回りの業務にぴったりなシステムは、その業務をよく知るユーザ部門のメンバーで企画する

No. 6112000 9909051

対象者

  • 若手層
  • 中堅層

・ユーザ部門に所属し、システム開発のための要件定義の経験がない方
・システム化対象となる業務について、普段から実務を担当している方
・システム開発や実装を外部に委託する方

よくあるお悩み・ニーズ

  • 業務のシステム化に向け、外部に開発を依頼する前段階として、自組織のニーズに合致したシステムを企画したい
  • 詳しい業務内容が考慮されずにシステム開発されてしまい、利用者が求めていたものと違うシステムが導入されてしまう
  • システム開発の経験がなく、要件定義をどこから始めればよいかわからない
  • システム利用者の立場でシステム改善案を伝えたいが、何を伝えたらよいかイメージできない

研修内容・特徴outline・feature

業務をよく知るユーザ部門の担当者向けに、身の回りの業務のシステム化に向けた要件を洗い出すことを目指す研修です。利用者側で検討すべき「業務フロー」、「画面」、「データ」に焦点をあて、システム化に向けた要件の整理をワークを通じて学びます。販売業務を例に、画面のプロトタイプを作成して検討することで、「使いやすいシステムとはどのようなものか」を理解します。

到達目標goal

  • ①システム化に向け、システム利用者が検討すべきこと(業務フロー、画面、データ)を検討できる
  • ②対象の業務の流れを整理できる
  • ③画面と操作のシナリオを作成し、使いやすさを検証できる
  • ④システムに入出力するデータ項目を定義できる

研修プログラムprogram

  内容 手法
  • 1.システム開発の流れと役割分担 ~DX中核人材が行うこと
    【ワーク】システム開発のときに意識することや注意すべきことを考えましょう
    (1)DX中核人材が注目すべきことは画面とデータ
    (2)開発の流れ①ウォーターフォールモデル~順を追って開発を進める
    (3)開発の流れ②アジャイル開発プロセス ~小さな単位で素早く開発を進める
講義
ワーク
  • 2.業務の整理
    【ワーク】業務をシステム化するかしないかについての判断基準として、どのようなことが考えられるでしょうか。
    (1)システム化の前にまず業務改善を考える
    (2)業務の流れを図式化する
    【ワーク】備品貸出業務の業務フローを作成する
講義
ワーク
  • 3.インターフェース(画面)設計を行う
    【ワーク】備品貸出業務をシステム化した際の画面操作シナリオを考える
    (1)業務フローから「画面」と「操作のシナリオ」に落とし込む
    ①入出力項目を決める ②画面遷移のポイント
    (2)画面作成のポイント
    【ワーク】画面案を作成し、チーム内でレビューをする
講義
ワーク
  • 4.業務に必要なデータ項目を整理する
    (1)現在業務で使用している帳票・データを洗い出す
    ①現場で使用しているExcel表を残らず集める
    ②現在のもので不満があれば、可能な限り、ニーズを集める
    ③データ整理においてCRUD分析は大変有効
    【ワーク】作成した業務フローを参考に、使用するデータ(テーブル)とその要素(カラム)を洗い出す。
    (2)現場で共有したいデータの洗い出しとデータマネジメント
    ①データのビジネス活用②データのビジネス活用のメリット
    ③データマネジメント実施向けた活動④データマネジメント対象(データ)の明確化
講義
ワーク
  • 5.システム化の下準備をする
    【ワーク】品質の良いシステムとはどのようなものか考える
    (1)品質の良いシステムとは
    (2)システムを作るうえで必要な5つの要件
    (3)良い品質のシステム開発を実現するために ~業務効率の向上
    (4)イレギュラー業務の取り扱いを判断する
    (5)前提と制約
    (6)言葉の定義を押さえる
講義
ワーク
  • まとめ
    【ワーク】 本日の研修を振り返り、今後活かせそうなことについて共有する。
ワーク

企画者コメントcomment

利用者が求めていたものとかけ離れたシステムが導入されてしまったという事例は時々聞かれることです。これは、詳細な業務内容が充分に考慮されないまま開発が進んでしまったことが原因の一つとしてよく挙げられます。

本研修は、業務に詳しい人が企画段階から関わることで、現場の実務に即したシステムの開発ができるようになることを目的としています。要件定義という言葉に難しいイメージを持つ方は少なくありませんが、利用者側で検討すべきことは「業務フロー」「画面」「データ」です。これらに焦点をあてた実践ワークを通じて、システム化に向けた要件の整理に自信をつけます。

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