中小製造業のためのコンシューマー向け製品開発実践プログラム(toC市場進出編)(4日間)

マーケティング

中小製造業のためのコンシューマー向け製品開発実践プログラム(toC市場進出編)(4日間)

独自に開発された12のステップに基づき、ブランド開発・コンシューマー向け商品開発の企画を考え抜く

No. 3040410

対象者

  • 管理職層
  • 部長・経営層
  • 主にOEM製造、部品・加工技術、素材開発などに取り組まれており、自社の技術を活かして、一般消費者向けの商品やブランド開発に取り組みたい経営者あるいは企画担当者の方
  • 企業間取引(To B)で蓄積してきた技術を活かして、一般消費者向け取引市場(To C)に進出したいが、販路開拓・小売・流通を介した販売・デジタル技術を活用した販売方法に悩んでいる方
  • 自社オリジナルの一般消費者向けブランド立ち上げに取り組みたい方

よくあるお悩み・ニーズ

  • 自社の技術を活かして、一般消費者向けの商品やブランド開発に取り組みたいが、どのような市場・顧客に対する商品を開発すればいいかがわからない
  • すでに自社ブランドの開発に取り組んでいるが、販路拡大・販路開拓をどのように進めていけばいいかがわからない
  • 商品開発や販路開拓にあたってデザイナーと連携したいと考えているが、誰にどのように依頼すればよいかがわからない
  • ECやSNSなどを活用して、直接一般消費者向けに商品販売をしていきたいと考えているが、どのようにしてターゲット顧客にリーチすれば良いかがわからない

研修内容・特徴outline・feature

本研修は、主にOEM製造、部品・加工技術、素材開発などに取り組まれてきた中小ものづくり企業の皆さまが、自社の技術を活かして、一般消費者向け市場に進出するための基本的な考え方と実践的なノウハウを学ぶ講座です。

特に本講座では、コンセプト策定や商品企画などの川上の戦略策定から、流通戦略・販路開拓・デジタルマーケティング活動など川下の戦略策定に至るまで、商品を作り、顧客に届けて、満足していただき、口コミ拡散につながる一連の流れを網羅的に理解していただきます。

また、本講座では当社が中小企業に向けたブランド開発支援事業などの実績をもとにした12のステップとテンプレートを受講者にご提供します。このステップとテンプレートに基づき企画立案を行うことで、本講座終了後も繰返し商品開発・販路開拓に取り組んでいただくことが可能です。また、本講座は完全オンラインで開催しますので、全国どこからでもご参加いただけます。

到達目標goal

  • ①自社独自の技術を活かした、高付加価値で競争力のあるブランドおよび商品の企画を考えられるようになる
  • ②数々の中小製造業のブランド開発・コンシューマー向け商品開発支援実績をもとに開発されたフレームワークを活用することで、講座終了後も繰り返し商品開発・販路開拓に取り組むことができる
  • ③(個別フォロー申し込み企業)専門家による伴走支援を受けて、自社ブランドの企画・商品設計・販路/流通計画を明確化している

主催団体organizer

本コースは、ミテモ株式会社が主催しております。

研修プログラムprogram

1日目
  内容 手法
  • 1.中小製造業が一般消費者向け商品開発に取り組む前に
    (1)一般消費者向け商品開発に取り組む目的
    (2)toB向けビジネスとtoC向けビジネスのメリット・デメリット
    (3)一般消費者向け商品開発のよくある失敗例
    【ワーク】自社にとっての一般消費者向け商品開発に取り組む目的・目標・課題を整理する
講義
ワーク
  • 2.基調講演 *開催ごとに講演者は異なります
    下請けメーカーがtoC向け自社ブランド開発に取り組んだ事例をもとに、何が成功要因となるか、どのような課題を克服する必要があるかを理解する
基調講演 質疑応答
  • 3.ブランドとは
    (1)類似商品よりも値段が高くても売れる商品と類似商品よりも値段が低くても売れない商品
    (2)ブランドとは
    (3)中小製造業が一般消費者向け商品開発に取り組むにあたってブランド作りが必要不可欠な理由
    (4)ブランド資産・ブランド価値
    【ワーク】既存のブランドのブランド資産とは何かを分析する
    (5)中小製造業にとってのデザイン経営とその可能性
講義
ワーク
  • 4.ブランド作り(ブランディング)とは
    (1)機能的価値と情緒的価値
    (2)ブランドイメージを形成する一貫性
    (3)ブランドづくりの2つの核 ブランドコンセプトとコア・コンピタンス
講義
  • 5.ブランドの核となるコンセプトを考える
    (1)ブランドコンセプトとは
    (2)ブランドコンセプトの作り方
    【ワーク】3つの観点から自社のブランドコンセプトを構成する要素を洗い出す
    (3)ブランドコンセプトの成立要件
    【ワーク】自社のブランドコンセプトを検討する
講義
ワーク
  • 6.自社ならではの強み(コア・コンピタンス)を考える
    (1)自社ならではの強みとは何か?
    (2)自社の強みの探し方
    【ワーク】自社分析シートを用いて強みの源泉となる要素を洗い出す
    (3)コア・コンピタンスの設定
    【ワーク】コア・コンピタンス設定シートを用いて洗い出した強みの源泉から、ブランド開発・商品開発の核となる強みを設定する
講義
ワーク
  • 7.1日目のまとめ
ワーク

2日目
  内容 手法
  • 1.商品開発の全体像
    (1)商品開発の流れを理解し、ゴールから逆算して考える
    (2)商品開発 12のステップ
    (3)商品開発に取り組みにあたっての3つの心構え
講義
  • 2.ステップ1 市場調査・分析
    (1)市場調査を行う際の2つのアプローチ
    (2)市場調査の具体的な手法
    【ワーク】調査計画シートを用いて、自社の強みを活かして進出可能なマーケットを探すための具体的な調査計画を立案する
    (3)進出市場の検討〜市場調査結果を踏まえて見込みを検証する
講義
ワーク
  • 3.ステップ2 顧客分析
    (1)ターゲット設定
    (2)属性情報(デモグラフィック)
    (3)心理情報(サイコグラフィック)
    (4)日頃接点のない一般消費者の顧客情報を得るために行うべきこと
    【ワーク】ターゲット設定シートを用いて、顧客像を明確化する
講義
ワーク
  • 4.ステップ3 用途・シーン設計
    (1)商品開発を行うにあたっての用途・シーン設計とは
    (2)用途・シーンを特定するための観点
    (3)仮説(キーインサイト)の立て方
    【ワーク】用途設計シートを用いて、ターゲット顧客のどのような潜在欲求に応えるかを明確化する
講義
ワーク
  • 5.ステップ4 競合分析
    (1)競合とは誰か?
    (2)競合分析時に調べるべき項目
    【ワーク】競合分析シートを用いて、既存の競合商品・サービスを評価する
講義
ワーク
  • 6.ステップ5 ポジション設計
    (1)ポジション=既存商品と何が違うのか?を明確にする
    (2)顧客目線で評価する
    【ワーク】ポジション設計シートを用いて、自社の強みを活かして、既存の競合商品・サービスとどのように違いを作るかを明確化する
講義
ワーク
  • 7.ステップ6 商品設計
    (1)商品を具体化するための観点
     ①商品概要 ②SKU ③技術/素材/機能 ④意匠・デザイン・形状 ⑤想定価格 ⑥特長
    【次回への宿題】
    ターゲット設定、用途設計、ポジション設計、商品設計シートを完成させる
講義

3日目
  内容 手法
  • 1.商品設計案の共有
    ・各自検討した商品設計案の共有
    ・講師からのフィードバック
講義
  • 2.デザイナーと協業する
    (1)商品設計にあたってデザイナーと協業するためにメーカー側で考えておくべきこと
    (2)自社にあったデザイナーの見つけ方
    (3)デザイナーとの契約の仕方とパターン
    (4)後々トラブルにならないためのリスク対策
講義
  • 3.ステップ7 流通戦略
    (1)小売・流通(EC含む)の構造と商習慣を理解する
    (2)販売経路(チャネル)と一般的な条件を理解する
    (3)販売体制の考え方
講義
  • 4.ステップ8 価格設定
    (1)価格と原価の計算方法
    (2)販売経路と価格設定の関係性
    【ワーク】自社が構築しうる販売体制を踏まえ、流通戦略シートを用いて、販売経路と販売価格と取引条件(卸値設定)を明確化する
講義
ワーク
  • 5.ステップ9 MD計画
    (1)商品化計画(MD)とは何か
    (2)自社の商品開発案をもとに、効果的なMDを考える
    【ワーク】MD検討シートを用いて、年間スケジュールを検討する
講義
ワーク
  • 6.ステップ10 商談・販路開拓計画
    (1)バイヤーの仕事と考えていることを理解する
    (2)合同商談会・展示会の効果的な活用方法
    (3)アタックリストの作り方
    【ワーク】販路開拓計画シートを用いて、自社商品の販路開拓戦略を検討する
講義
ワーク
  • 7.ステップ11 広報・PR
  • (1)メディアの特性を理解する
    (2)独自性を活かしたPRの仕方
ワーク
  • 8.ステップ12 VMD計画
  • (1)ブランドイメージ、価値が伝わる売り場の作り方
ワーク
  • 9.12ステップのまとめ
ワーク

4日目
  内容 手法
  • 1.ブランド価値を高めるために
    (1)良い商品を作ることとブランドイメージを高めることは別の仕事
講義
  • 2.ブランドコミュニケーション
    (1)ブランドイメージを形成する3つのフェーズ
    (2)購入前体験におけるブランドイメージの高め方
    (3)購入体験におけるブランドイメージの高め方
    (4)購入後体験におけるブランドイメージの高め方
    (5)ブランドコミュニケーション全体における一貫性
講義
  • 3.ブランドコミュニケーションを通して顧客のファン化を実践する
    (1)ブランドコミュニケーション企画の立て方
    【ワーク】ブランドコミュニケーション設計シートを用いて、新規顧客獲得あるいは既存顧客のファン化(更なる口コミ拡散)施策を検討する
講義
ワーク
  • 4.中小製造業のブランド開発とDX(デジタルトランスフォーメーション)
    (1)デジタル技術を活用したブランド開発・売上拡大の事例
    (2)デジタル技術活用の目的
講義
  • 5.DXによる顧客体験価値の最大化
    (1)データを活用して個別化・適時化を推進し、顧客の感動につなげる
    (2)データを活用した顧客体験価値向上の事例とトレンドを理解する
講義
  • 6.DXによる経営資源の最適投下
    (1)データを活用して調達・生産・販売を最適化する
    (2)デジタル技術を活用して限られた人員でマーケティング活動を最適化する
講義
  • 7.DXによるマーケティング戦略
    (1)D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)のビジネスモデルを構築する
    (2)ECサイト/ECモール活用とブランド戦略
    (3)SNSやオンラインコミュニケーションを活用した顧客とのコミュニケーション戦略
    【ワーク】自社のブランドイメージを踏まえたECサイト/ECモール活用戦略を検討する
講義
ワーク
  • 8.デジタル技術を活用してブランドを育てる
    ここまでのDX推進によるブランド開発・生産性向上の事例を踏まえ、自社においてどのようにデジタル技術を活用して、ブランド開発に取り組むかを検討する
ワーク
  • 9.全4講座の振り返り
ワーク

企画者コメントcomment

本研修を主催するミテモ株式会社では、これまで公共事業などを通して、100社以上の中小ものづくり企業のtoC市場進出を支援してきました。その実績の中で蓄積したノウハウを体系化し、誰でも再現可能な形で、商品開発や販路開拓に取り組むことができる知識とノウハウを学ぶ研修として開発しました。

特に大企業と異なり、中小企業が新たな商品開発に取り組む際には、限られた資源(人材・財務)の中でできる限り失敗を避け、成果を出すことが求められます。特にtoC向け市場に進出するためには、toB向け市場とは流通構造も異なれば、在庫リスクなどこれまでにはないリスクも発生します。これらのtoC市場特有の事情を抑えながら、着実にブランド開発・商品開発を進めていくための実践的なノウハウが学べます。

スケジュール・お申込み
(オンライン/セミナールーム開催)schedule・application

オンライン開催

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