研修では、まず、「自分が配属になった部署でどのような仕事をするのか分からない」、「職場に溶け込めるか不安」など、「新採職員が不安に思っていること」について立場を変えて考えます。また、新採職員の手本となるための指導のポイントや、モチベーションを向上・維持させる適切な「ほめ方」と「しかり方」の方法などについて学びます。
また、「ほめ方」については、30個のほめ言葉を考える「ほめ言葉リスト」の作成を行います。研修の最後には、6ヶ月後に、新採職員をどの ように成長させるかについて、「1週間後」「1ヶ月後」「3ヶ月後」「6ヶ月後」のそれぞれの達成目標を立て、実際のOJTに臨みます。
研修目標
トレーナー制度の概要を理解した上で、コミュニケーションの基礎スキルを修得し、適切なOJTの手法を身に付けるとともに、実際に新規採用者のOJT計画書を作成します。
特色
1. カリキュラムについて
育成担当者として求められる役割を理解した上で、効果的に新入職員の指導育成を行うための具体的なスキルを身につけます。単に育成方法を 知識として学ぶのではなく、育成計画を実際に立てることにより、明日からどう行動すればよいかの指針を立てることが可能となります。
2. 成果物、ツール・チェックシートについて
コミュニケーションスキル:部下と話すときチェックリスト、ほめ言葉リスト
育成計画:6ヶ月間の育成計画書
3. 研修の進め方
まず、新規採用職員の立場でどのような不安があるかを考え、それを踏まえ育成担当者に求められる役割を理解します。次に具体的にどのようなスキルが必要なのかを演習を通じて学び、習得します。最後に、新規採用職員の1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後の到達点および育成方法を考え、育成計画書を作成します。
4. 講師について(どんな人が・どんな風に)
ビジネスの現場でさまざまなタイプの部下を育成した経験のある、経験豊富な講師が、実体験や具体例を交えながら分かりやすく研修を進めていきます。
トレーナー制度の概要を理解し、コミュニケーションの基礎スキル、適切なOJTの手法を習得する