自治体職員の方が、交渉の際、念頭におかなければならないのは、「公益の実現」です。その「公益の実現」の前提となるのが、住民からの共感を得ることです。本研修では、その住民の共感を得ることを目的とした交渉スキルを身につけていただきます。
具体的には、交渉に必要なスキルを下記の流れで身につけます。
①事前準備(相手を知る/目的とゴールを明確にする/資料を作る)
②交渉場面での説得の仕方(功利的説得・規律的説得・情緒的説得/意見対立時の対処法)
③交渉の具体的なテクニック(相手の話を聞く/話し方/交渉後の対応)
これらのスキル定着度を高めるために、ケーススタディを用いて研修内容を実践します。ケースは、「住民税未納者への支払い要求」、「一時的に業務量が増えている他チームへ協力をするよう自チームに要請する場合」、「不正な産業廃棄物処理を行う事業所に対する指導」、「市が開催するイベントで民間企業に協賛を募る場合」など、さまざまな事例を取り揃えています。自組織の課題にあったケース例を選択していただくことが可能です。
「公益の実現」のため、住民の共感を得ることを目的とした交渉スキルを身につける